最終更新: (2026年・令和8年時点の情報)
宝くじが当たったらやること——受け取りの手順・使い道・税金
高額当せんが分かった瞬間は、うれしさと同時に「まず何をすればいいの?」と戸惑うものです。結論から言うと、大切なのは順番に、①当せん券をなくさない ②期限内に受け取る ③税金と分け方を確認するの3つです。当せん金そのものは全額が非課税なので、あわてて動く必要はありません。ここでは当選直後にやることを、受け取りの手順・先輩当せん者の使い道データ・税金の結論まで順番に整理します。
当たったら、まずこの順番で
- 当せん券を安全に保管する
宝くじは「券を持っている人」に支払われます。まずは券をなくさない・傷めないことが最優先です。当せん番号は宝くじ公式サイトやみずほ銀行の当せん番号案内で落ち着いて確認しましょう。 - 金額に応じて受け取り場所を選ぶ
少額の当せんは宝くじ売り場やコンビニなどで受け取れます。高額当せんは、みずほ銀行など指定の金融機関の窓口で受け取ります。本人確認書類などが必要になるため、事前に受け取り先の案内を確認しておくと安心です。 - 受け取り期限に注意する
当せん金の受け取りには、支払開始日から約1年の期限があります。期限を過ぎると受け取れなくなるため、落ち着いたら早めに手続きを進めます。 - 共同購入なら「全員で受け取る」
職場や友人と共同購入していた場合は、全員で窓口へ行き、各自の取り分を自分の名義で受け取り、当せん金付証明書を各自が受け取るのが基本です。代表者がまとめて受け取ってから分けると贈与税が絡むことがあります。詳しくは宝くじの共同購入と税金へ。
※ 受け取りの具体的な手続き・必要書類は金融機関や宝くじ公式サイトでご確認ください。高額当せんでは、まとまったお金の使い道や税金の相談先(税理士・FPなど)を早めに考えておくと落ち着いて動けます。
結論: 当せん金は全額が非課税(手取りは満額)
当たったお金にどれだけ税金がかかるのか——ここがいちばん気になる点ですが、宝くじの当せん金は非課税です。当せん金付証票法(第13条)で「所得税を課さない」と定められており、当せん金は税法上の「所得」に含まれないため、所得税も住民税もかからず、確定申告も原則不要です。金額の大小にかかわらず、当せん金の受け取りに税金はかかりません。
「翌年の住民税で取られるのでは?」という心配もいりません。理由は宝くじの税金は翌年かかる?で解説しています。当たった額はそのまま手取りになります。
先輩当せん者は何に使っている?——使い道データ
大きなお金の使い道は迷うものです。参考になるのが、宝くじ公式サイトが毎年公表している「宝くじ長者白書」です。最新の令和6年度版は、令和6年度に1,000万円以上の当せん金を受け取った高額当せん者540人(数字選択式宝くじの当せん者を除く)へのアンケートをまとめたものです。使い道の上位は次のとおりでした。
| 順位 | 使い道 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1 | 貯蓄 | 252人 | 47% |
| 2 | 旅行 | 91人 | 17% |
| 3 | 家族サービス・親孝行 | 76人 | 14% |
| 4 | 借入金の返済 | 66人 | 12% |
| 5 | 車の購入 | 59人 | 11% |
最も多いのは貯蓄(47%)で、借入金の返済(12%)も上位に入ります。派手な使い道より、まず「守る」使い道を選ぶ人が多いことがうかがえます。当せん者の傾向や「その後」については宝くじ高額当選者のその後で詳しく紹介しています。
※ 割合は宝くじ公式サイトの公表値(合計は使い道の複数回答等により100%になるとは限りません)。数値は出典元の発表に基づきます。
家族に分けたいときは「贈与税」に注意
「当たったから家族にも」と思うのは自然なことです。ただし、非課税で受け取った当せん金でも、あとから家族など他人へ分けると、もらった側に贈与税がかかることがあります。1年間に同じ人からもらった額が基礎控除110万円を超えると、超えた分に国税庁の速算表で課税されます。
たとえば5,000万円を18歳以上の子へ渡すと、贈与税は約2,049万5千円が目安です(2026年時点の概算)。金額や続柄で税額が変わるため、渡す前に宝くじ当せん後シミュレーターで目安を確認し、必要なら税理士に相談すると安心です。
※ 上の贈与税の額は、公的資料と突合検証した自社の計算エンジンで算出した概算・目安です(手書きの数字は使っていません)。相続時精算課税制度・各種特例・複数の贈与の合算などは反映していません。
よくある質問
Q. 当たったことは誰かに言うべきですか?
A. 高額当せんはトラブルを避けるため、周囲に広めないほうが安心だと一般に言われます。受け取り先の金融機関でも、当せん者への案内が用意されています。まずは落ち着いて、券の保管と受け取り手続きを優先しましょう。
Q. すぐに受け取らないといけませんか?
A. 受け取り期限(支払開始日から約1年)内であれば、あわてる必要はありません。当せん金は非課税で、時間が経っても税金が増えることはありません。使い道や税金の相談を落ち着いて進められます。
Q. 当たったお金を運用したら税金はかかりますか?
A. 当せん金そのものは非課税ですが、預けて生じた利息や投資の運用益には通常どおり税金がかかります。非課税なのは「当せん金の元本」で、そこから増えたお金は別、と考えます。
当たった額の手取りや贈与税の目安は宝くじ当せん後シミュレーターで試算できます。共同購入での分け方は宝くじの共同購入と税金、当せん者の「その後」は宝くじ高額当選者のその後もあわせてどうぞ。
参考にした一次情報・出典
- 当せん金の使い道・当せん者データ — 宝くじ長者白書(令和6年度版)/宝ニュース(宝くじ公式サイト、newsId=250808) takarakuji-official.jp(2026年7月21日取得)
- 当せん金の非課税 — 当せん金付証票法 第13条 hourei.net(e-Gov相当条文データ)(2026年7月20日取得)
- 贈与税の計算と税率・基礎控除110万円 — 国税庁 タックスアンサー No.4408・No.4402 nta.go.jp(2026年7月20日取得)